NEWTOWN

Lineup2018

公募写真展『親愛なるNEWTOWN』

日本全国のニュータウン住民による、ニュータウンをテーマにした公募写真展を開催します。ニュータウンに住む人々による生活に近い視線から生み出された、個人的な、集団的な自画像の写真展とも言える『親愛なるNEWTOWN』を、是非この機会にご高覧ください。

●概要
『親愛なるNEWTOWN』
日程:2018年11月10日(土)、11月11日(日)
時間:10:30〜19:00
チケット料金:無料

●展覧会コンセプト
2017年11月、多摩ニュータウンのとある小学校跡地にてカルチャーフェスティバル『NEWTOWN』が開催されました。そして2018年、“みんなでつくる、新しい文化祭”をテーマに掲げる『NEWTOWN 2018』では、日本全国のニュータウン住民による、ニュータウンをテーマにした公募写真展を開催します。

日本に最初のニュータウンができたのは1960年代、その歴史はまだ60年に満ちません。その60年もの間、日本全国に開発されたニュータウンでは、一見遠目には全く同じような表情を持つ都市空間の中で、それぞれに個性を持った人々の生活が営まれたことでしょう。明るい未来と、疑いようのない発展を約束されたように見えたニュータウンではありますが、大きな時代の波の中で、住民の高齢化、人口の減少、建物の老朽化など、当初は全く想定していなかった局面を迎えることもあったかもしれません。

多摩ニュータウンは1971年に新住民の第一次入居が始まった、日本最大規模のニュータウンです。都市としての歴史はまだまだ浅いですが、「ニュー」タウンと言うにはやや古びてきた印象があります。そのような「新しさ」と「古さ」のはざまで、人々の生活の営み、家族や友人との関係性の中で、愛情と同時に様々な感情が生まれました。その多様な感情が、私たちが『NEWTOWN 2018』を開催する大きなモチベーションとなっています。

私たちは、このカルチャーフェスティバルの中で、日本全国のニュータウンに住む人たち自身によって写し撮られた、「わたしのニュータウン」をテーマにした写真展を開催しようと考えました。全国のニュータウンに住む人々が今までに撮影したニュータウンの姿を公募し、『NEWTOWN』の会場にて発表しようというものです。

写真展『親愛なるNEWTOWN』と題した本展覧会では、主催であるウェブメディアCINRA.NETの特性を生かして、全国に拡張したニュータウンの現在の姿を、同時進行的なものとして扱っていきます。

ニュータウンに住む人々による生活に近い視線から生み出された、個人的な、集団的な自画像の写真展とも言える『親愛なるNEWTOWN』を、是非この機会にご高覧ください。